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カリキュラム

専門教養教育 グローバル?スタディズ領域

専門教養教育課程は、2021年4月から予定している新カリキュラムの導入に伴って変更される予定です。詳細は新カリキュラムご案内ページをご覧ください。

教員からのメッセージ

水野智仁グローバル?スタディズ課程長の写真

混沌の世界を生き抜き、雄飛することを目指して。

今日我々は「グローバル化(地球規模化)」と呼ばれる現象の渦中にあります。1990年代以降、冷戦構造は崩壊し世界各地において政治社会変動が生じました。インターネットに象徴される科学技術の発達は高度情報化社会の出現を促し、人類社会は、人種や民族、宗教、国籍などを超えた相互交流を広範化かつ深化させつつあります。しかしその一方で、世界各地において、歴史認識や、文化、政治?社会制度の相違、経済状況の差異等に起因する紛争や軋轢が止むことなく、むしろ近年に至っては、グローバリズムに抗うかのような現象すら見受けられます。環境破壊や気候変動、パンデミックといった超地域的?地球規模的問題も深刻さを増しこそすれ減ずることはありません。

まさに、昨今の世界は「混沌」と言っても過言ではない情勢下にあり、そうしたなか、我々は、一個の人間としていかに生きるべきかという問いに直面しているのです。個人が自らの幸福や富貴、立身栄達を追求するのは、ごく自然なことですが、私利私欲の追求のみに専心することを是とするわけにはいきません。渋沢栄一が「社会の一員、国家の一民たる以上、何人も一国一郷に対し我がものであるとの覚悟を持たねばならぬ」と語ったように、我々は、一個人であると同時に、日本人としての確固たる自覚をもち、自国のために何をすべきなのかについても真剣に考えねばなりません。同時に、グローバル化時代の今日、人類社会の一員としての自覚も求められています。

本課程では日本を含めた各国や各地域の歴史、文化、社会、政治、経済をはじめ、多国家間?地域間の関係、国際機関?国際組織の機能と役割、地球規模のさまざまな現象や問題を扱う科目を提供することで、自国のみならず人類社会に広く貢献できる人材の育成を目指します。

水野 智仁 Dr. Norihito MIZUNO
グローバル?スタディズ領域長/教授

 

特色1 広範な知識に裏打ちされた思考力、文化的感性、分析力を育む

グローバル化を生き抜くためには、広範な知識に裏打ちされた論理的かつ創造的な思考力?発想力を身に付けなければなりません。そこで、本領域では学生に対して、各国や各地域の歴史、文化、社会、政治、経済をはじめ、多国家間?地域間の関係、国際機関?国際組織の機能と役割、地球規模の現象や問題に関するさまざまな授業科目を履修することを求めます。学生は、知識の蓄積と深化に努めるとともに、学修活動への積極的参加を通して、従来の発想や価値観にとらわれない柔軟な考察?分析力を磨いていきます。

特色2 3つの学びの切り口(分野)―「グローバル社会」、「政治学と国際関係論」、「サステナビリティ」クラスター

GS 領域は、「グローバル社会」、「政治学と国際関係論」、「サステナビリティ」の3つのクラスターからなり、学生は各自の興味関心に沿って、各クラスターの科目を履修するとともに、総合セミナーのテーマを絞り込みます。

グローバル社会クラスター

グローバル化の渦中にあって人類は、貧困や格差、人の移動、差別や人権をめぐる諸問題、宗教やイデオロギー、文化に起因する摩擦など、多種多様な問題に直面しています。本クラスターでは、私たちが日々の生活を送る地域社会が抱える問題から、国?地域レベル、さらには文字通り地球規模に広がる問題まで、幅広く網羅しつつ学修します。

政治学と国際関係論クラスター

本クラスターでは、政治学をはじめ、地理学、歴史学、国際関係論など複数の分野にまたがる多様な科目の履修を通して、日本を含む東アジア、東南アジア、北アメリカ、欧州等の各国の法律や政治制度、国際機関とその役割、日米関係や日中関係等を含む国際関係、地域あるいは地球規模での安全保障問題などについて学修します。

サステナビリティクラスター

冷戦終結後の世界では多くの国々や地域がグローバル化や科学技術の進歩により経済発展を遂げましたが、その一方で環境や資源をめぐるさまざまな問題が深刻化しつつあります。2015年に国際連合が持続可能な開発を目指すべく17のグローバル目標を採択したように、今や人類は持続可能な発展に向けた具体的な行動が求められています。本クラスターでは、持続可能な環境、経済、社会の構築という人類社会につきけられた重大課題と人類社会の目指すべき姿について多角的に学修します。

特色3 総合セミナー

担当教員の指導の下、各自の興味関心に沿ったテーマを選択し、論文を作成します。

>>テーマ例

  • 「秋田の地域振興とインバウンド観光」
  • 「中国の台頭と日米安保体制」
  • 「アメリカとカナダにおける多文化主義の比較」 
  • 「国籍?帰化に係る各国法制比較」
  • 「外国人労働者受け入れをめぐる日台比較」
  • 「メディアにおける表現規制と表現の自由」
  • 「日本における韓国大衆文化の受容」
  • 「国際環境政策における政府機関と非政府機関の視点」
  • 「持続可能な都市におけるレジリエンス」

学生紹介

小古間隆さんの写真

小古間 隆 Takashi KOGOMA (北海道/2016年入学)

本学への志望動機は?

北海道の小さな町で生まれ育った私には、自分の価値観を広げたいという強い想いがあり、高校生の時から「世界で輝ける人材になる」ことを目指していました。同じような志を持つ学生と切磋琢磨できる環境で学びたいと考え、AIUを志望しました。

特に印象に残っているGSの授業は?

3年次に履修した「日中関係論」という授業では、世界第2位の経済大国に成長した中国に対する日本の外交のあるべき姿を考える良い機会になりました。両国の関係を改善するためのストラテジーを検討する過程で、歴史が残した障壁について深い理解を得ることができました。

自分の成長をどのように感じましたか?

英語で学問を修めること、国際会議を開くこと、国連でインターンとして働くこと、学部留学をすること、AIUで成し遂げたことは、どれも入学する前には想像し得ないことばかりでした。一つ一つに全力で打ち込んできたからこそ、自分自身が成長できたと感じています。

卒業後の目標(夢)は?

私は「地方」と「海外」を両方経験し、都市?地方間の格差に強い問題意識を持つようになりました。「世界で輝く人材」を目指す過程で多くの経験や知識を得て、最終的には地元北海道に還元したいと考えています。

AIUを目指す皆さんに伝えたいこと

AIUは素晴らしい環境を与えてくれます。その環境を活かせるかどうかはあなた次第です。今はまだ将来の目標が見えていなくても、興味のあることに全力を注ぎ込むことができれば、充実した大学生活を送ることができると思います。

Takashi’s Time Schedule

小古間隆さんの1週間の予定表

※AAC… Academic Achievement Center(学修達成センター)の略。

Pick up!
小古間隆さんの課外活動の写真

私は国連ユースボランティアというプログラムを通して、半年間スリランカの国連機関に勤務し、平和構築プロジェクトに従事しました。この経験を通して、国際機関で働くこと、そして海外で働くことについて、理解を深めることができました。