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国際教養学部

2021年4月、国際教養大学が変わります

2つの課程を1学科3つの領域に再編

現行

国際教養学部

  • グローバル?ビジネス課程
  • グローバル?スタディズ課程

2021年4月?

国際教養学部

国際教養学科新カリキュラム

  • グローバル?ビジネス領域
  • グローバル?スタディズ領域
  • グローバル?コネクティビティ領域

応用国際教養教育(AILA)が目指す姿

専門性の限界とリベラルアーツ

「専門」を持つことの強みは、特定の分野に深い理解や優れた技能を有することです。一方で、社会で私たちが直面する問題は、特定の分野からの視点だけでは解決し得ないものがほとんどです。例えば、あなたが勤めている企業で、地球温暖化対策として商品包装の簡素化を進めることになったとしたら、どのような視点が必要でしょうか。まず、代替包装に使用する材料や梱包方法が、地球温暖化の原因となる排出二酸化炭素削減に寄与しうるかどうかを検証しなればなりません。また、簡素化しても商品が破損しないような強度を保つための方策も必要です。さらに、この取り組みが、単なる経費節減と捉えられてしまえば、企業のイメージダウンにつながりかねませんから、適切な広報の戦略を練ることも必要です。そして、方法を変更することは、これまでの作業に従事していた人々の仕事の在り方や確立された効率性を大きく見直すことにもなりますから、そういった倫理的配慮も必要になるでしょう。このように、多様化した現代社会では、1つの専門性を持つことだけでは、必ずしも有効だとは言えなくなっているのです。

一方、「リベラルアーツ」は専門性の追求から生じる限界を克服し、多様な視点から問題を多角的に論じる力を養うものです。また、現代社会の諸問題は、グローバル規模で複雑に絡み合っていることから、常に広い世界観の中で物事の本質を見極めることを目的として、本学のリベラルアーツを「国際教養」と呼んできました。

新カリキュラムでの学びの流れ

「応用」国際教養教育とは

国際教養大学のミッションは、世界に通用するリーダーを輩出することです。グローバルリーダーとは、端的に言えば「知力があり人格に優れ、世界の舞台で情熱を持って行動できる」人物です。すなわち、学修に関する資質(知能指数:IQ的資質)のみならず、人格形成に関する資質(心の知能指数:EQ的資質)を十分に持ち合わせた人材でなければなりません。

本学は、これまで取り組んできた国際教養教育を一歩先に進めるため、「応用国際教養教育(AILA: Applied International Liberal Arts)」という教育手法を打ち立てました。

本学が考える「応用」には大きく3つあります。

  1. 現実課題への知識の応用
  2. ある学問領域で得た知識の、他の領域への応用=知の統合
  3. 困難の克服や異文化への適応など自身の全人力の社会への応用/適応

これらを高い次元で実現するには、知識や分析力といったIQ的資質のみならず、高い倫理観や他者へのいたわりなどのEQ的資質が不可欠です。

本学は、これまで「グローバル?ビジネス(GB)」と「グローバル?スタディズ(GS)」の2つの課程を配置してきましたが、2021年度から新しいカリキュラムを導入し、GS領域にサステナビリティ分野を加えるとともに、AIの進歩やIT技術の進展に伴う人間社会への影響を考える「グローバル?コネクティビティ(GC)」領域を新設します。GC領域では、自然科学と人文科学の枠を超えて、多様な学問を有機的に接続(コネクト)して問題を解決する能力を育みます。この新カリキュラムにより、現代、そして近未来の社会が抱える様々な課題に対し、さらに網羅的、学際的、探求的なアプローチが可能となり、応用範囲が拡大します。

     

新カリキュラムでの学びの流れ

また、AILAでの学びをより着実なものとしていくために、論理的思考力や表現力、それらを支える全人格的な内省力を学びの過程で段階的に引き上げていきます。

まず、1年次では、徹底的に英語の4技能を習得し、文章を読み解く力、自身の考えを文章に編む力、効果的にプレゼンテーションする力などの基礎を固めます。また、多様性溢れる義務寮では多くの異文化に遭遇します。

2年次では、教養基盤科目を学ぶ過程で科目間の関連性に気付くとともに、秋学期までにGB領域、GS領域、GC領域からいずれか1つの領域を選択します。これは、専門を限定するのではなく、「学びの軸足」を定めるもので、各領域にある学びの切り口(分野)である「クラスター」や、領域を横断して科目を履修することにより、学際的に思考する習慣を身に付けます。一方、課外活動や地域との交流を通して、社会と自身の関係性を考え始めます。

3年次では、留学先での厳しい学修により得た知識や経験を、留学前までに本学で体得した知識やセルフマネジメントを通して統合、整理し、卒業論文に向けた考察を深めます。また、異国での生活を通して様々な困難を克服することで、自分という「個」を形成します。

4年次では集大成として自身の研究テーマを卒業論文としてまとめます。修得した知識に加え、留学などを通じて社会に存在する多様性や矛盾を実際に体験することで、確固たる自尊心や高い倫理観を確立していることが論文作成の土台となります。

このように、論理的に知識を統合し、応用する力を段階的に身に付けるIQ的資質の成長に加え、人格陶冶と社会適応力の向上というEQ的資質の成熟も実現していく、これが国際教養大学の応用国際教養教育の目指す姿です。

応用国際教養教育(AILA)は、時代の課題やニーズに対応する確かな応用力と、柔軟で豊かな適応力を有したグローバルリーダーの育成を実現していきます。

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新カリキュラムでの学びの流れ

新たな3つの専門領域

新専門領域 教養専門科目群 より高度な国際?学際教育を通じた課題発見?解決力を醸成 GC:グローバル?コネクティビティ領域 GB:グローバル?ビジネス領域 GS:グローバル?スタディズ領域

GB

グローバル?ビジネス領域

グローバル化の進展により、企業活動は拡大?複雑化の度合いを増しています。変化が加速し、不確実性が増していく現代において、企業が社会に有用な財?サービスを持続的に提供していくためには、ニーズを地域規模、そして地球規模で的確に把握しつつ戦略を策定しなければいけません。本領域では、これに対応すべく経済学およびビジネスを中心に幅広い教育を提供し、創造力、批判的思考力、そして、グローバルな視点を備えた人材を育成します。

GB領域を詳しく見る

GS

グローバル?スタディズ領域

グローバル化を生き抜くためには、広範な知識に裏打ちされた論理的かつ創造的な思考力?発想力を身に付けなければなりません。そこで、本領域では学生に対して、各国や各地域の歴史、文化、社会、政治、経済をはじめ、多国家間?地域間の関係、国際機関?国際組織の機能と役割、地球規模の現象や問題に関するさまざまな授業科目を履修することを求めます。学生は、知識の蓄積と深化に努めるとともに、学修活動への積極的参加を通して、従来の発想や価値観にとらわれない柔軟な考察?分析力を磨いていきます。

GS領域を詳しく見る

GC

グローバル?コネクティビティ領域

人類は有史以来、言語やコミュニケーション手段を発達させながら多様な文化を育んできました。一方で近年はデジタル技術やAI、ビックデータ等、各種技術の飛躍的な発展が私たちの生活や社会に大きな変化をもたらしています。本領域では、文化や文学、哲学といった生きることの意味や価値を追求する人文科学と、私たちの現代社会に急速に浸透しつつあるAIや最先端技術を同じ土俵で学修します。分野の違うこれらの科目を接続させながら学ぶことにより、ますます発展するであろう各種技術が私たちの日常生活、政治、経済に及ぼす影響を多角的な視点で分析し、そして、それらをどのように活用しつつこれからの社会を創造していくのかを洞察する力を身に付けます。

GC領域を詳しく見る